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欠損箇所を埋める
まず最初は歯列に対する影響です。欠損歯側の顎では、欠損箇所を埋める方向に歯が移動します。対面する顎では欠損箇所を埋める方向に歯が伸びます。当然ながら歯列は大きく乱れます。当然ながら噛み合わせも狂います。噛み合わせが狂うと様々な健康被害を引き起こします。また、このような状態になってしまうと、本来簡単であったはずの治療が非常に困難なものになってしまいます。
痛みの感じ方
「インプラント治療には2つの方式がある」で書きましたが、インプラント治療は手術を伴うものですので、当然痛みが伴います。どのくらいの痛みなのかというと、抜歯手術時の痛み程度ということです。もちろん、人により痛みの感じ方は違うでしょう。でも、とても耐えられないという程ではないのではないかと思います。これも抜歯手術のときと同じなのですが、術後、数日間、顔が腫れてしまうことがあるそうなのです。ですから、1週間程度、顔の腫れが続いたり、痛みのため話が上手に出来ないような事があっても問題がない時期を選んで手術をするようにします。術後には、もちろん、状況に応じて痛み止めや抗生物質が処方されます。患者の状況を考え、必要な量の薬が処方されますので、「薬は嫌だから」といって、勝手に飲まなくなってしまうことが無いようにします。痛みは伴いますが、手術をすれば痛いのは当たり前です。抜歯手術の痛みと変わらない程度ですから、痛みに関しては必要以上に恐れなくて良いと思います。
担当のドクター
糖尿病でも2型の場合や治療と生活改善により症状の改善が認められる場合には、患者の状態によってはインプラントの治療を受けることができる場合もありますので、担当のドクターとよく相談する必要があるでしょう。
咬合力
入れ歯の問題点は端的に言って性能の低さです。咬合力(噛む力)は健常な歯の3割程度にとどまり、口腔内での違和感も大きく、言葉を明瞭に発する妨げになることもあります。もう一つ、深刻な問題点として、咬合時に本来ならかかるはずの荷重が顎骨にかからないため、顎骨がどんどん痩せていくことが挙げられます。
人工の歯冠
天然歯は大きく分けて、歯茎から上の目に見える部分と歯茎より下の隠れた部分にわけられ、前者を歯冠、後者を歯根といいます。デンタルインプラント治療はその両方を再生する唯一の治療法です。歯冠だけを失くしてしまった場合は残った歯根に人工の歯冠を被せるだけで治療ができます(これが差し歯です)。出来れば歯冠も失いたくはないものですが、比較的影響は小さいのです。しかしながら、歯根まで失ってしまった場合は事態の深刻度が全く異なります。このような歯根まで丸ごと失った歯のことを欠損歯と呼ぶのですが、欠損歯が生ずると、欠損歯側の歯は欠損歯の位置を詰めるように徐々に移動していきます。欠損歯と対面する歯は相方を失くすと伸び始めます。相方を探すかのように長くなっていくのです。そのようなことが起きる前に、欠損歯は必ず治療しなければなりません。欠損歯の治療方法には、『入れ歯』『ブリッジ』『デンタルインプラント』などの方法がありますが、歯冠と歯根の両方を取り戻すことの出来る治療は、デンタルインプラントだけです。
歯科医療
インプラント治療後も、アフターケアを行い歯周病などの病気を防ぐように定期的に専門医より診察も行なわれますので治療後も安心です。入れ歯とは違って自分の歯と同じように使用出来ることも魅力的な治療法なのですね。さらに、今後も歯科医療に積極的に取り込まれる治療法だと考えて間違いないでしょう。インプラント治療を行う工程では、まず専門医とのカウンセリングから始まります。精密な検査を行って治療計画を立ててもらい、インプラント治療に関しての詳しい説明を歯科医からしてもらいます。自分が納得出来る治療法だということを、十分に把握をしてから治療がはじまります。
治療方針
インプラント治療は、今現在ではどこの歯科医でも手軽に出来るようになりましたが、インプラント治療と言っても「手術」である事には違いがないので、十分なカウンセリング、綿密な検査よる治療計画、患者側に対する説明と同意、これらのような段階を踏んでからインプラント治療を行うことが出来きます。術前のカウンセリングに充分な時間を使って治療方針を決定していきましょう。インプラント治療に対する疑問や手順、メインテナンスの必要性なども詳しく聞いておくことが大切です。
健康な歯
『ブリッジ』は比較的簡単な術式で機能と審美性の大きな向上が望める優秀な治療法です。ブリッジが回復するのは歯の歯冠部だけなので、単体で自立することができません。固定するには何かで支える必要があるわけです。この『ブリッジ』という名称はそのまま『橋』の意味ですが、まさに橋桁が橋を支えるのと同じ方法でブリッジの歯冠部は支えられます。つまり、ブリッジの歯冠が橋にあたり、その両脇の歯が橋桁にあたるわけです。両脇の歯は橋桁(正式には支台という)として機能させるために、削って加工します。そうして出来た支台に歯冠部だけの義歯をぶら下げる形になるわけです。一番問題とされるのは支台にされる両隣の歯を削らなければならない点です。やはり健康な歯に傷をつけるわけですから敬遠されることも少なくありません。支台となる歯には治療後の日常生活の中でも恒常的に過度の負荷がかかることになります。そのためどうしてもダメージを受ける可能性が高く、通常の歯よりも欠損するリスクが幾分か高まります。リスクの話ではないですが、最低限欠損歯の片方の隣に健康な歯(デンタルインプラント義歯も含む)がなければ治療ができない点はこの治療法の構造的限界といえるでしょう。
純チタン製
現在のインプラントの治療では、主にチタン製で、出来ているので普通に使用している分では、まず壊れるということはないでしょう。顎の骨に埋め込んだインプラント自体の耐久性はとても高く長期的に安定した状態を保つことが可能になっています。インプラント治療に使用される骨結合型の材料は純チタン製で骨との親和性がとても高く、骨の中に埋入された一定の治癒期間後には周囲を新たな骨の組織が取り囲み、インプラントと骨の直接結合が得られるようになっています。
歯周ポケット
デンタルインプラントを長く使用するためのメンテナンスは、どのような事を行えば良いのでしょうか。まず第1に、毎食後の歯磨きを丁寧に行う必要があります。毎食後の歯磨きを丁寧に行うなどということは、デンタルインプラントの導入の有無に関わらず、ごく当り前の事ですが、デンタルインプラントを導入した部位は、生来の歯を使用している部位と比べ、歯周ポケットが出来やすくなってしまいます。ですから、特に、毎食後の丁寧なブラッシングが必要となるのです。第2に、定期的なしか検診を行い、口腔状態を良好に保つ必要があります。生来の歯は、口腔内の状況に応じ、少しずつ移動しますが、デンタルインプラントは、歯槽骨に固定される構造のため、動くことは有りません。ですから、導入後放置しておくと、噛み合わせが悪くなってしまい、デンタルインプラントや生来の歯までもを失うことに成り兼ねないのです。ですから、定期的な歯科検診を受け、口腔状態を良好に保つ必要があるのです。